1・2年の教科書では、文が続いていて行の下が空いているのに改行しているところが見られます。この理由を教えてください。
【対象】
新編 新しい国語

 1・2年の教科書においては、児童の発達段階を考慮して、一つの語が2行に分かれることを避け、原則として文節の区切りで改行するようにしております。これまでも、学習の入門期にあたる1年上巻ではこのような表記の仕方をとっておりました。まだ文章を読み取る力が十分ついていない時期であり、語の途中で改行されていると文の意味が捉えづらくなることがあるからです。さらに、平成27年度版の教科書からは、2年まで文節での改行を採り入れました。これは、従来の配慮に加え、語のまとまりを認識して読むことに困難を抱える児童への支援を意識したものです。
 語の途中で改行されても問題なく読み取ることができるようになるためには、実際に読み慣れていくことも必要です。読むことへのつまずきを少なくし漸次読解力をつけていくという観点から、文節での改行は2年までとし、3年時より通常の改行としております。
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