【対象】
令和6年度版「新編 新しい社会」
農林水産統計上、「水産業」は大きく「漁業」「水産加工業」の二つに分けられ、さらに「漁業」は「漁業」(獲る漁業)と「養殖業」(育てる漁業)に細分されます。この分類に従い、(獲る)漁業により採捕した水産動植物の重量を「漁獲量」、養殖業により収穫した水産動植物の全ての重量を「収獲量」と言います。通常、「漁獲量」と「収穫量」を合わせた概念として「生産量」の用語が使われています。教科書では、「獲る漁業」と「育てる漁業」の二つを扱っているなかで、特に使い分ける必要のある場合以外は「生産量」を用いています。
以上の用語がいずれも、捕獲・収穫時の量を指すのに対し、「水あげ量」は漁港に水あげされた時点での重量を指します。船上で加工したり、船内食に用いたりすることがあるので、捕獲・収穫時の重量とは異なってきます。