5年生の「工業生産と工業地域」の小単元で、北九州工業地域と地図中に記載されています。以前は、北九州工業地帯としていたと思いますが、変わったのはなぜですか。
【対象】
令和6年度版「新編 新しい社会」

 北九州について、工業地帯と呼んでも工業地域と呼んでも間違いではありません。いずれも通用する呼び方です。
 工業地帯と工業地域の呼び方の違いですが、明確な定義はないものの、工場が集積した歴史的な展開、工業地の広がり具合や生産額の規模を考慮して、地帯と地域が区別されています。
 日本の産業発展の歴史から、従来は京浜・中京・阪神・北九州を指して四大工業地帯とするのが一般的でした。しかし、近年の北九州の生産額が京浜・中京・阪神と比べて著しく低くなっており、かつ、工業地域と称している東海、北陸、京葉などと比べても大差ない現状から、「四大工業地帯」の言葉は使われなくなってきています。それに伴って「北九州工業地域」と表記される場合が増えてきています。
 教科書の記述も、こうした状況を反映して、「地帯」、「地域」の両方が使用されているわけですが、弊社では平成17年度使用の教科書から「北九州工業地域」と表記しています。
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