対象 令和6年度版新編 新しい算数
教科書ではうさぎを数える際の助数詞として「匹(ひき)」が使われていますが、うさぎの助数詞は「羽(わ)」が正しいのではないでしょうか。
【対象】
令和6年度版「新編 新しい算数」

 NHK出版発行の『NHKことばのハンドブック第2版』によりますと、動物の数え方の基準として、うさぎを含む動物一般には「匹(ひき)」を、鳥類には「羽(わ)」を用いることとされています。 また、小学館発行の『数え方の辞典』によりますと、うさぎは慣習的に「羽(わ)」で数えるが、動物として数える際は「匹(ひき)」が適当であるとされています。
 上記の基準から、教科書におけるうさぎの助数詞としては、「匹(ひき)」を用いることが適切であると考えます。さらに、上記の基準に照らして考えますと、「羽(わ)」は鳥類に用いる助数詞ですので、鳥類ではないうさぎを「羽(わ)」で数えることは助数詞の例外的な使い方となります。教科書で、うさぎを数える際に「羽(わ)」という助数詞を取り入れますと、児童は、算数の問題に取り組みながら、同時に例外的な助数詞の使用にも配慮する必要が生じてしまいます。児童の発達段階によっては、うさぎを「羽(わ)」で数えることにより負担が大きくなり、学習の際に混乱を招くことも考えられます。
 これらのことを踏まえまして、教科書では、うさぎの助数詞は「羽(わ)」ではなく「匹(ひき)」を用いています。
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