【対象】
令和7年度版「新編 新しい社会 公民」
かつて、日本銀行の金融政策といえば「公定歩合操作」が中心でしたが、1990年代以降の金融自由化の進展にともない、公定歩合に連動しない金利が多くなったため、現在では金融政策としての意義は非常に小さくなりました。一方で、日本銀行は無担保コールレート(翌日物)を政策金利として位置づけており、「公開市場操作」が主たる金融政策手段となりました。そのため、教科書では「公定歩合操作」については取り上げず、「公開市場操作」について説明をしております。
なお、同じく金融政策の一手段である「預金準備率操作」は、そもそも頻繁に行われるものではなく、1991年以降行われていないため(2025年2月現在)、教科書では取り上げておりません。
※次の指導資料もご参照ください
日本銀行の金融政策手段について―公開市場操作中心の金融政策―