「東京」という市町村はないのに、東京都庁の位置に「東京」と表しているのはなぜですか。
【対象】
令和3年度版「新しい社会 地図」令和7年度版「新編 新しい社会 地図」

 東京都の条例によれば、都庁の所在地は「東京都新宿区西新宿二丁目」と定められています。しかし、東京書籍の地図帳ではこの位置に「東京」と記載しています。 この背景には、東京23区の地方公共団体としての位置づけがあります。東京23区は、地方自治法では特別区と定められており、ほかの市町村とは別扱いされています。現実に消防などの権限はなく、税制でも固定資産税などは都税になっていたり、ほかの市町村と異なることが多く見られます。
 そうしたこともあってだと考えられますが、国土地理院発行の20万分の1地勢図でも、東京の23区をひとまとまりにして「東京」と記載することが、慣習になっています。
 さらに歴史的な経緯を振り返ると、23区はかつて存在した東京市に由来しているとも考えられます。
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