【対象】
令和7年度版「新編 新しい科学 3年」
文部科学省発行の学術用語集におきましては、医学編、動物学編ともに「卵(らん)」が採用されており、「卵子」の「子」については省略可能なものとして記載してあります。これに従い、弊社の中学校・高等学校の教科書・教材では、「卵(らん)」に統一しております。
広く生物学全般では、「卵(らん)」が大型雌性配偶子の正式名称のようです。医学や獣医・畜産の現場では、古くから慣例的に雌性配偶子を「卵子」と呼んできました。この流れから、ヒトの生殖・発生を扱う保健体育の教科書では、『学校保健・健康教育用語辞典』(大修館書店)に従い、「(ヒトの)卵子」と記述されております。また、理科のヒトの誕生を学習する場面でも、「(ヒトの)卵子」という記述がございますが、これは同じ単元で扱う「ヒメダカの卵(たまご)」と区別するためです。