太陽はどちら周りに自転しているのでしょうか。 また、「太陽黒点観察」で太陽投影板にのせた記録用紙にうつる太陽の像の方位がよくわからないので教えてください。
【対象】
令和7年度版「新編 新しい科学 3年」

 まず初めに、天球上では「天体が動いていく方向がその天体の西」となります。他の天体同様、太陽の方位も動いていく方向が西です。これは地上にいる観測者を原点とした座標系で考えられているためです。そのため、実際の太陽の自転の方向は地球と同じ向きですが、太陽の方位が前述のように表されるので、「太陽は東から西に向かって自転する」という表現になります。
 次に、黒点観察についてですが、ケプラー望遠鏡を通して太陽投影板に映し出された太陽の像は、対物レンズで作られた実像を、接眼レンズでもう一度実像として映し出した像です。そのため投影板の裏側から見たときには、上下左右が2回反転した結果、肉眼で見たときと同じ向きに映し出されます。これを投影板の表側で紙に描き写しているので、左右だけ反転したようになり、記録用紙上では右側が東、上側が北になります。
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