【対象】
令和7年度版「新編 新しい科学 3年」
平成24年度版教科書では「消費者のなかで、生物の死がいや動物の排出物などの有機物を養分としてとり入れ、無機物に分解する生物を、分解者という」と定義していました。しかし、このような包含関係で表現すると、本節での主な学習内容である「生態系における役割」をとらえづらくなるという意見がありました。 そこで平成28年度版教科書からは「生態系には、植物や動物の死がいや動物の排出物といった有機物を、完全に無機物に分解する過程にかかわっている一群の生物がいる。これらの生物は分解者とよばれる」という表現にして、消費者と分解者を明確に分けることで役割をとらえやすくしました。そのうえで、側注に「分解者は消費者にふくまれるという見方をすることができる」という補足を加えています。