be動詞の短縮形で、No, it isn’t. ではなく、No, it’s not. を使っているのはなぜですか。

【対象】
令和7年度版「NEW HORIZON 言語材料について

会話での使用実態と学習負担を考慮しました。

NEW HORIZONでは次の2つの理由から、原則として〈it’s not〉式を用いています。

① 実際の使用例で、〈it’s not〉式のほうが多い。
Longman Dictionary of Spoken and Written Englishによれば、主語が人称代名詞の場合、会話体では〈...’s not〉式が70パーセント、〈... isn’t〉式が20パーセントであるとされています。

② 〈it’s not〉式のほうが学習負担が少ない。
人称代名詞とbe動詞の短縮形として、肯定の表現ですでに、I am → I’m、you are → you’re、it is → it’s のような形を学習しています。そのため否定の場合は、これにnotを加えるだけの〈it’s not〉式のほうが生徒にとってわかりやすく覚えやすいと考えられます。

混乱を避けるため、極力isn’tやaren’tは扱いませんが、Book 1 Unit 10 でthere is構文を学習する際に、there isn’t、there aren’tを導入して表現の幅を広げています。
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