英語教科書の書名「NEW HORIZON」の由来について
海の絵を見て思いついたもので、「HORIZON(水平線・地平線)」に中学生に夢を与える本作りをめざすこと、人は果てしない可能性をもっていること、人は肌の色や文化、考え方に違いはあっても平等であることなどをこめております。
なお、「NEW HORIZON」発刊以来編集委員を務めていただいた下村勇三郎先生が、書名決定に関する思い出をお書きになっていますので、少々長くなりますが引用させていただきます。

《以下引用》
新宿にあった「メイフラワー」という名のレストラン(中略)で2~3年間、編集作業を続けたのであるが、書名はまだ決まっていない。そこで、ある日の会議の席で教科書名をどうするかという問題が提起された。(中略)メイフラワーの一室で、命名の緊張感が漲ったことを思い出す。(中略)2~3日後の編集会議の席で監修者の太田(朗)先生が、夜寝るとき、ふっと浮かんだのが HORIZONであると披露した。一瞬、一同シーンとなったことを覚えている。
HORIZONには、地平線、水平線のほかに「知識、興味などの」視野、展望を意味していることを思い、一方ではその昔、英国から新天地アメリカ大陸に渡ったメイフラワー号(編集会場名)をHORIZONに重ねてイメージしたその奥深さをひそかに感じたものである。
(下村勇三郎「HORIZONと私」〈『教室の窓 vol.29』2009年9月 東京書籍〉より抜粋)
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