結論から申し述べますと、後の十進位取り記数法に基づく数の表現や計算の学習を進めるにあたっては、10で1こととらえることが必要となり、その素地をしっかりと培うためです。
入門期においては、「5といくつ」と数をとらえることも大切にし、下のような数図も合わせて掲載しています。
また、算数ブロックは、10までを一列に並べることを原則としていますが、5といくつといったとらえ方のほうが数をとらえやすい児童にも配慮し、5と5の間を空けたり、5と5の境目に罫線を入れたりしています。
さらに、その後の加減法の学習などでは、10の補数のとらえやすさにも配慮し,下側にケースをつけた図を使用するなどしています。
繰り返しになりますが、十進位取り記数法に基づく数の表現や計算の学習を進めるにあたっては、10のまとまりを1こととらえることが必要となります。5といくつ、というように並べると数をとらえやすいという面があることも承知していますが、5といくつという並べ方を継続すると、常に「5といくつ」といったように数をとらえる習慣が身についてしまい、10のまとまりを1こととらえることが困難になるという弊害があることに配慮した取り扱いとしています。